茨城県日立市に静かに佇むお岩神社。この場所が全国的に注目を集めるようになったきっかけをご存知でしょうか。
それは、宇宙飛行士の向井千秋さんや、アポロ14号のエドガーミッチェル氏が、宇宙空間から地球を眺めた際に見えたという「強い光の柱」の伝説です。
ネット上では「御岩神社 光の柱 嘘」といった疑問の声や、あまりのエネルギーの強さに「お岩神社 怖い」という感想も見受けられます。私自身、この不思議な噂の真相がずっと気になっており、場所の歴史や188柱もの神々が祀られる理由、そしてアクセスのためのバスの時間まで徹底的に調べてみました。
この記事を読むことで、伝説の真偽や登拝のポイントが分かり、安心して参拝できるようになるはずですよ。

💡記事のポイント
- 宇宙飛行士たちが目撃したと言われる光の柱の伝説とその真相
- 188柱の神々が祀られ「日本最強」と呼ばれるパワースポットの由緒
- 科学的根拠となる5億年前の地層と光を反射する雲母の存在
- 実際に山頂まで登拝するために必要な服装やバスでのアクセス方法
宇宙飛行士も見た?御岩神社の光の柱にまつわる伝説

- 向井千秋氏や宇宙飛行士が目撃した光の正体
- エドガーミッチェル氏の体験と神秘的な噂
- 5億年前の地層と雲母が放つ物理的な輝き
- 188柱の神々と神仏習合が守る日本最強の聖域
- 常陸国風土記にも記された歴史と由緒の深さ
お岩神社にまつわる最大のミステリー、それは宇宙から見えたという光の柱の物語ですよね。単なる都市伝説として片付けるにはあまりにも夢があり、また同時に、この地の神聖さを裏付けるようなエピソードが揃っているんです。ここでは、その伝説の核心部分について深掘りして解説していきますね。
向井千秋氏や宇宙飛行士が目撃した御岩神社の光の正体
御岩神社の「光の柱」伝説において、最も有名な登場人物といえば日本人宇宙飛行士の向井千秋さんです。彼女がスペースシャトルから地球を眺めていたとき、日本列島の一点から光の柱が立ち昇っているのを目にした、というエピソードは多くの人の好奇心を刺激してきました。噂によれば、その光の座標を調べたところ、ちょうど日立市にあるお岩神社の場所と一致した……という何ともロマンチックな展開になっています。
実際のところ、向井さん本人が公式のインタビューや著書で「御岩神社から光が出ていた」と明言した記録は、今のところ見つかっていないようです。そのため「御岩神社 光の柱 嘘」という検索ワードが出ることもあるのですが、それでもこの話がこれほどまでに信じられ、広まっているのには理由があると思うんです。
それは、現地を訪れた人々が感じる「ここなら光が出ていてもおかしくない」という圧倒的な霊気があるからこそ。実際、当時のスペースシャトルのミッション中に地球上の特定の地点が輝いて見える現象自体は、気象条件や太陽光の反射によって起こり得ること。それがお岩神社の強力な磁場や霊的なエネルギーと結びついて、いつしか「宇宙から見えた光の柱」という物語として結晶したのかもしれませんね。
単なる視覚的な光だけでなく、宇宙空間という極限状態において、精神が研ぎ澄まされた宇宙飛行士たちが感じ取った「地球の鼓動」のようなものが、このお岩神社という場所に集中していたのではないか。私はそう考えると、この伝説がより一層深く、愛おしいものに感じられるんです。たとえ公式記録がなくても、多くの人の心を惹きつけ、山頂を目指させるだけのエネルギーが、この場所には確実に眠っていると言えるでしょう。
【あなたも「光」と繋がっているかも?】
宇宙飛行士が宇宙から見つけるほどの「光の柱」。 御岩神社に惹かれてこの記事にたどり着いたあなたは、無意識のうちにその光(高次元のパワー)に呼ばれているのかもしれません。
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エドガーミッチェル氏の体験と御岩神社の神秘的な噂
向井千秋さんと並んで、もう一人欠かせないのがアポロ14号の宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル氏です。彼は月面歩行を経験した数少ない人間の一人ですが、宇宙空間から地球へ帰還する際、窓の外に広がる宇宙と地球を眺めながら、ある劇的な体験をしたことで知られています。それは、自分自身の意識が宇宙全体と溶け合い、すべての万物が繋がっていると感じる「サマディ(三昧)」と呼ばれる境地でした。
彼が宇宙で感じたのは、物理的な光の筋というよりも、意識の覚醒に近い「至福の輝き」だったと言われています。彼が設立したノエティック科学研究所では、こうした意識の変容や目に見えないエネルギーの研究が行われていますが、その活動の文脈が日本に伝わる過程で、古くからの霊山信仰と融合した可能性が高いかなと思います。
ミッチェル氏の「宇宙から見た地球の神秘」という話が、お岩神社の持つ日本最古級の地層エネルギーと共鳴し、いつしか「特定の地点(御岩神社)からの光」という形に変換されて語り継がれたのでしょう。まさに、科学と神秘が交差する瞬間ですよね。
宇宙から見れば、地球は一つの生命体であり、その中の特定のパワースポットが神経の節(ノード)のように光り輝いて見える……という発想は、現代の科学では証明できなくても、私たちの魂に訴えかける強さがあります。
御岩神社の山頂に立つと、不思議と空が近く感じられ、宇宙飛行士たちが感じた「宇宙との一体感」を少しだけお裾分けしてもらえるような、清々しい感覚に包まれます。この神秘的な噂は、単なる情報の真偽を超えて、私たちが本来持っているはずの「大きな存在との繋がり」を思い出させてくれる大切なメッセージなのかもしれませんね。
5億年前の地層と雲母が放つ物理的な輝き(御岩山)

さて、伝説に「ロマン」がある一方で、この光の柱には非常に興味深い「科学的な裏付け」も存在します。実はお岩山(御岩山)は、地質学的に見て日本国内でも極めて珍しい場所なんです。なんと、ここにある岩石や地層は「約5億年前(カンブリア紀)」という、日本最古級の時代に形成されたもの。恐竜が現れるよりも遥か昔の大地の記憶が、今もそのままの形で残っているというから驚きですよね。
山中の沢や登山道を歩いていると、足元にある石や岩の表面が太陽の光を受けて、まるでダイヤモンドのようにキラキラと輝いていることに気づくはずです。これは、この地の岩石(白雲母片岩など)に大量に含まれている「雲母(キララ)」という鉱物の反射によるもの。雲母は層状の結晶構造を持っていて、光を当てると鏡のように強く反射する性質があります。つまり、お岩山という山全体が、天然の反射板のような役割を果たしていると言えるんです。
晴れた日の山頂付近は、太陽の角度によっては非常に強い反射光を上空に向けて放っている可能性があり、これが宇宙飛行士の目に「光の柱」として映ったのではないか……という説には、非常に強い説得力を感じます。
この地質の特殊性は、専門機関の調査でも明らかになっています(出典:名古屋大学『日本最古の岩石(5億600万年前)』)。古代から人々がこの山を「光る山」として崇め、神が鎮まる場所だと信じてきた背景には、単なる思い込みだけでなく、こうした地球規模の歴史を持つ「古い大地の輝き」が実際に目に映っていたからではないでしょうか。科学が証明する5億年の歳月と、スピリチュアルな伝説が一致する瞬間は、まさに鳥肌が立つほどの感動がありますよね。
御岩山の地質的特徴まとめ
| 特徴項目 | 内容の詳細 | もたらされる効果 |
|---|---|---|
| 地層の年代 | 約5億年前(カンブリア紀) | 日本最古級の安定した強力なエネルギー |
| 主要鉱物 | 雲母(白雲母片岩) | 太陽光を反射し、山全体が発光して見える |
| 地形的要因 | 独立峰に近い存在感 | エネルギーが拡散せず山頂に集中しやすい |
御岩神社の188柱の神々と神仏習合が守る日本最強の聖域
御岩神社のもう一つの圧倒的な特徴は、境内に祀られている神様の数です。なんと、合計で188柱もの神々が鎮座されています。「ここに参拝すれば、日本中のほぼすべての神様にお参りしたことになる」と言われるほどで、その包括力は他の神社の追随を許しません。まさに、パワースポットのデパートメントストアのような、非常に贅沢で強力な場所なんです。
なぜこれほど多くの神様がいらっしゃるのか。その理由は、この地が古くから「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の伝統を大切に守り続けてきたことにあります。明治時代の廃仏毀釈によって、多くの神社から仏教的な要素が取り除かれましたが、お岩神社はその影響を最小限に留め、神様と仏様が共存する古代からの形を色濃く残しました。
境内の入り口にある楼門(大仁王門)には立派な仁王像が構え、奥へ進めば大日如来や阿弥陀如来といった仏教の尊像も見ることができます。神道と仏教、さらには修験道や古代のアニミズム(自然崇拝)までもが、このお岩山という大きな器の中で一つに溶け合っている。この「すべてを受け入れる」という懐の深さこそが、お岩神社が放つエネルギーの根源であり、宇宙飛行士を惹きつけた「光」の正体なのかもしれません。
主な祭神には、天地開闢の神である「国之常立神(くにのとこたちのかみ)」や、伊邪那岐・伊邪那美といった根源的な神々が名を連ねています。これほどの層の厚さは、個人的な願い事はもちろん、人生の大きな転機における決意や、魂の浄化を求める参拝者にとって、これ以上ない心強い味方となってくれるでしょう。境内を歩くだけで、無数の視線(神々の気配)に見守られているような、不思議な安心感と緊張感が同居する感覚をぜひ味わってみてほしいです。
常陸国風土記にも記された御岩神社の歴史と由緒の深さ
御岩神社の歴史を紐解くと、1300年以上も前に編纂された日本最古級の地誌、『常陸国風土記』に辿り着きます。その中では「かびれの高峰(御岩山)」として記されており、古来より天の神々が降り立つ清浄な地として崇められてきました。奈良時代の時点で、すでにこの山は特別な場所として認識されていたという事実は、現代に生きる私たちにとっても非常に重みがありますよね。
面白いのは、ここに祀られている神様の一人「立速日男命(たちはやひをのみこと)」のエピソードです。風土記によれば、この神様は非常に強い力を持っており、最初は平地に鎮座していましたが、その強すぎる力ゆえに人々に畏れられ、最終的にこの高い峰の奥深く、清らかな場所に鎮められたとされています。
このエピソードからわかるのは、お岩神社が単なる「優しい癒やしのスポット」ではなく、時には人間を圧倒するような「荒ぶる神の力」を秘めた場所であるということ。現代の私たちが感じる「お岩神社 怖い」という感覚は、実はこの1300年前から語り継がれる強大なエネルギーへの、本能的な反応なのかもしれません。
その後、江戸時代には水戸藩の祈願所となり、歴代藩主の篤い崇敬を受けました。特に徳川光圀(水戸黄門)公は、この山を「国峰(こくほう)」と称え、大日本史編纂の精神的な支柱にしたとも伝えられています。歴史の重層的な積み重ねが、このお岩神社の空間密度を高めているのは間違いありません。私たちが今、何気なく歩いている参道は、かつての大名や修行僧、そして古代の人々が必死に神と繋がろうとした「祈りの道」そのものなのです。そう考えると、一歩一歩の歩みがとても尊いものに感じられませんか。
御岩神社の光の柱を体感する登拝ルートと参拝のコツ

- 怖いと言われるほど強力な不思議体験の口コミ
- スニーカー必須な登拝の所要時間と服装の注意点
- 日立駅からバスや車でのアクセスと駐車場の状況
- 三本杉や御神木が迎える表参道の神秘的な雰囲気
- 山頂の磐座で触れるべき赤い石とパワースポット
- 歴史と伝説が交差するお岩神社の光の柱を巡る旅
お岩神社の「光の柱」のエネルギーを全身で感じるためには、麓の拝殿でお参りするだけでなく、御神体である山そのものを登る「登拝」が欠かせません。ただ、ここは観光地というよりは「修行の場」としての側面が強いので、事前の準備が非常に大切になってきます。私が実際に体験して分かった、具体的なコツや注意点をお伝えしますね。
御岩神社が怖いと言われるほど強力な不思議体験と口コミ
お岩神社について調べていると、必ずと言っていいほど目にするのが「怖い」というキーワードです。私自身も最初は少しビクビクしながら向かいましたが、実際に現地に足を踏み入れて感じたのは、幽霊のような怖さではなく、あまりにも澄み切った空気による「圧倒的な威圧感」でした。
山に入ると、鳥の鳴き声すら消えてしまうほど静まり返る瞬間があり、自分の心音だけが響くような独特の空間に包まれます。この「異界感」が、感受性の強い人には怖さとして伝わるのかもしれませんね。
ネット上の口コミを見ても「カメラのシャッターが切れなくなった」「磁石の針が狂った」「山頂で掌がジンジンと熱くなった」といった、不思議な現象を体験したという声が後を絶ちません。中には「強い光を見た」という、まさに光の柱伝説を彷彿とさせる体験談を語る人もいます。
これらはすべて、この地が持つ特殊な磁場や、5億年前の地層から湧き上がるエネルギーが影響しているのではないでしょうか。もし、参拝中に何か不思議な感覚に襲われたら、それは神様があなたの存在に気づいてくれたサインかもしれません。
いたずらに恐れる必要はありませんが、謙虚な気持ちを忘れずに、静かにそのエネルギーを受け取ることが大切かなと思います。
スニーカー必須な御岩神社登拝の所要時間と服装の注意点
「神社にお参りするんだから、普段着でいいよね?」と思っている方がいたら、ちょっと待ってください!御岩神社の本番は拝殿の先、山頂までの道のりです。ここからは完全に「ハイキング以上の登山」になります。
登山道には木の根が複雑に張り出し、大きな岩がゴロゴロしている箇所も少なくありません。特に雨の翌日は粘土質の土が驚くほど滑りやすくなるので、スニーカーは必須。できればトレッキングシューズがベストです。ヒールやサンダル、革靴で山頂を目指すのは、安全のためにも絶対に避けてくださいね。
服装についても、動きやすさを最優先にしましょう。夏場でも虫刺されや擦り傷を防ぐために、長袖・長ズボンをおすすめします。山頂付近は風が強く、汗が冷えると急激に体温が奪われるので、薄手のウィンドブレーカーなどがあると安心ですよ。
また、山には街灯がありません。日没が近づくと一気に暗くなり危険なため、入山制限(通常は15時まで)が設けられています。時間には余裕を持ち、午前中からゆっくりと登り始めるスケジュールを立てるのが、御岩神社のエネルギーを存分に吸収するための鉄則です。事前の心構えや、より詳細な神社参拝のルールについては、神社参拝の基本作法も併せて確認しておくと、よりスムーズに登拝を楽しめますよ。
登拝時の持ち物チェックリスト
・飲み物(山中には自販機がありません)
・滑りにくい靴(スニーカー、登山靴)
・タオルと着替え(結構汗をかきます)
・小銭(188柱の神様にご挨拶するため、多めに持っておくと安心!)
・雨具(山の天気は変わりやすいです)
日立駅からバスや車での御岩神社へのアクセスと駐車場の状況

御岩神社へのアクセスですが、車を利用される方が多いものの、公共交通機関でも行くことができます。最寄り駅はJR常磐線の「日立駅」です。駅の1番乗り場から茨城交通バス「東河内」行きに乗り、約35分ほどで「御岩神社前」に到着します。
ただし、バスの本数は1時間に1本程度とかなり少ないので、必ず事前に時刻表を確認しておきましょう。特に帰りのバスを逃すと、タクシーを呼ぶのにも苦労することがあるので注意してくださいね。
お車の場合は、常磐自動車道の日立中央ICから約10分と非常にアクセスが良いです。駐車場は神社のすぐ目の前に第一駐車場がありますが、ここは週末や大型連休には早朝から満車になることがほとんど。もし満車だった場合は、県道沿いにある第二〜第四駐車場を利用しましょう。
少し歩きますが、参道の雰囲気を楽しみながら歩けるので、それほど苦にはならないはずです。混雑を避けたいなら、午前8時台の到着を目指すと、静かな環境で駐車場も確保しやすく、澄んだ朝の空気の中でエネルギーを受け取ることができますよ。
【参考】日立駅発 茨城交通バス(60番系統)のおおまかな運行目安
※2024年現在の目安です。最新情報は必ず公式サイト等でご確認ください。
・午前:8時台、9時台に1本ずつ(週末は特に混みます)
・午後:1時間に1本程度の運行
・最終バス:17時台〜18時台と早めです
【登拝は「午前中」が勝負です】
御岩神社のパワーが最も強まるのは、朝日が差し込む早朝です。 また、山頂までの道のりはちょっとした登山ですので、日帰りで強行軍をするよりも、近くのホテルでしっかり体を休めてから挑むのがおすすめです。
水戸や日立エリアに泊まれば、美味しい海の幸も楽しめますよ。
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御岩神社の三本杉や御神木が迎える表参道の神秘的な雰囲気
一の鳥居をくぐり、清流のせせらぎを聞きながら参道を進んでいくと、まず圧倒的な存在感で出迎えてくれるのが、伝説の「三本杉」です。
この木を目の当たりにした瞬間、多くの人が足を止め、思わず上を見上げて言葉を失うのを目にします。推定樹齢は600年以上、高さは約50メートルにも達するこの巨木は、地上約3メートルの地点から見事に3本の幹へと分かれています。その姿はまるでお岩神社の「三位一体」の力を具現化したかのようで、この地の守護神のような威厳を感じさせてくれるんですよね。
この三本杉の周囲は、明らかに他の場所とは空気の密度が違うんです。夏場でもひんやりとした霊気が漂い、苔むした幹からは生命の力強さがじわじわと伝わってくる感覚があります。
地元では「天狗が棲んでいる」という伝説が古くから語り継がれていますが、実際にこの圧倒的な迫力を前にすると、「あぁ、本当に何か人知を超えた存在がここにいてもおかしくないな」と、理屈抜きで納得してしまいます。まさに、神域の門番と呼ぶにふさわしい御神木ですね。
表参道ルートで味わう修行の空気と浄化のプロセス
参道は「表参道」と「裏参道」の2つのルートに分かれていますが、初めて参拝される方には、私は断然「表参道」からの入山をおすすめします。
拝殿を過ぎて本格的な山道に入ると、道は次第に険しさを増していきますが、その分「神域のより深い場所へ足を踏み入れている」という実感がぐんぐんと高まっていくんです。一歩踏み出すごとに、都会の喧騒や日々のストレスといった余計な雑念が、玉の汗と一緒に剥がれ落ちていくような不思議な感覚を味わえるはずですよ。
登拝の途中に現れる「かびれ神宮(奥宮)」は、かつての修験者たちが命がけで祈りを捧げたといわれる神聖な場所です。ここは麓の華やかな雰囲気とは対照的に、削ぎ落とされたような厳かな静寂が支配しています。祭神である天照大神たちが鎮座するこの空間に立つと、心がすーっと透き通っていくのを感じます。まさに、日常から切り離された最高のデトックス体験ができるのが、このお岩神社の表参道の醍醐味といえるでしょう。
表参道と裏参道の違い
・表参道:比較的傾斜が急で、根っこや岩が多い「修行の道」。奥宮への参拝はこちらがメインです。
・裏参道:道幅が少し広く、なだらかな箇所が多い「鎮静の道」。下山時に利用すると、膝への負担も少なく、山の緑をゆっくり楽しめますよ。
御岩神社山頂の磐座で触れるべき赤い石とパワースポット

標高530メートルの山頂に辿り着いたとき、待っているのは遮るもののない大パノラマです。
目の前には太平洋の水平線が広がり、天気が良ければ遠く那須連山までを見渡すことができる絶景スポット。しかし、私たちが本当に目指すべき「核心部分」は、展望ポイントからさらに数歩足を進めた場所にある「磐座(いわくら)」です。ここは、山そのものが御神体である御岩神社の、いわば心臓部ともいえる場所なんですよね。
この巨大な岩石群こそが、宇宙飛行士が見たという「光の柱」のエネルギー源だと信じられています。
実はこの場所からは縄文時代晩期の祭祀遺跡も発掘されており、数千年前の古代人がここで空を見上げ、祈りを捧げていたことが考古学的にも証明されているんです(出典:日立市役所公式ホームページ『御岩山の歴史』)。数千年の時を超えて、今自分が同じ岩の上に立ち、同じ空を仰いでいると思うと、言葉では言い表せないほどの感動と、宇宙的な時間の流れを感じずにはいられません。
願いを叶える「赤い石」と自然の奇跡「ハートの石」
山頂付近のもう一つの楽しみは、参拝者の間で密かに、かつ熱狂的に探されている小さなパワースポットたちです。特に有名なのが「赤い石」。これは地質に含まれる鉄分が酸化して露出したものと言われていますが、その鮮やかな赤色はまるでお岩山の情熱的な生命力が噴き出しているかのよう。
そっと手をかざしてみると、大地から伝わってくる微かな温もりや、指先がピリピリとするようなエネルギーを感じるという人も多いんです。さらに、岩の表面に自然の造形が生み出した「ハートマークの石」もあり、これを見つけると幸運が訪れるとも言われているんですよ。
ただし、ここで絶対に忘れてはいけないのが、この場所が観光地である以上に「神聖な祈りの場」であるということです。石が不思議だからといって、勝手に動かしたり、お守り代わりに持ち帰ったりすることは絶対に厳禁です。
神様からお借りしている空間であることを忘れず、敬意を持って接することが、運気をいただくための最低限のマナーかなと思います。山頂の清浄な空気を胸いっぱいに吸い込み、自分自身の中に新しい「光の柱」を立てるような気持ちで祈りを捧げれば、きっと明日からの活力になる不思議な力が湧いてくるはずですよ。
山頂でのマナーと注意点
・山頂付近は足場が悪いため、撮影に夢中になって崖側に寄らないよう注意してください。
・磐座付近での飲食や大声での会話は避け、静かな祈りの環境を大切にしましょう。
・パワースポットとしての恩恵を受けるためにも、ゴミは必ず持ち帰り、来た時よりも綺麗な状態を心がけたいですね。
御岩神社の光の柱を巡る旅まとめ

さて、ここまでお岩神社の光の柱にまつわる伝説や、その背後にある深い歴史、そして実際に訪れる際のアドバイスをお伝えしてきました。
宇宙飛行士が見た光は、科学的な雲母の反射だったのか、あるいは本当に形なき高次元のエネルギーだったのか。その答えは、もしかしたら両方なのかもしれません。科学とロマン、そして古代からの信仰がこれほどまでに見事に重なり合っている場所は、日本広しといえども他にありませんよね。
私自身、調べていくうちに、お岩神社の本当の凄さは「光が見えるかどうか」ではなく、5億年という途方もない歳月と188柱という膨大な神々の包容力が、今この瞬間も私たちを迎え入れてくれているという事実そのものにあるんだな、と感じるようになりました。
日常の忙しさに疲れたとき、あるいは人生の新しい一歩を踏み出したいとき。ぜひ、しっかりと準備を整えて、お岩神社の山頂を目指してみてください。そこで出会う空気、光、そしてあなた自身の心の変化こそが、何よりの「真実」になるはずです。山頂の天候や最新の参拝情報は、事前に公式サイトや観光協会の情報をチェックして、安全で充実した旅にしてくださいね。
御岩神社の参拝前に必ずチェック!知っておきたい15の重要ポイント
- 宇宙から見えた「光の柱」伝説:向井千秋氏らが目撃したとされるエピソードは、この地の神聖さを象徴する最大のロマンですね。
- エドガー・ミッチェル氏の神秘体験:アポロ14号の宇宙飛行士が感じた「宇宙との一体感」が、御岩神社のエネルギーとリンクしていると言われています。
- 日本最古級「5億年前」の地層:カンブリア紀という想像を絶する古い大地の力が、パワースポットとしての根源的な強さを支えています。
- 物理的な輝きを放つ「雲母」:山全体に含まれる雲母が太陽光を反射してキラキラと輝く現象は、伝説を裏付ける科学的な魅力の一つです。
- 圧倒的な「188柱」の神々:境内に祀られている神様の数は日本屈指。ここに参拝するだけで日本の主要な神様ほぼすべてにご挨拶ができますよ。
- 色濃く残る「神仏習合」の伝統:神道と仏教が融合した古代の信仰の形が今も大切に守られており、独特の荘厳な雰囲気を醸し出しています。
- 1300年前の『常陸国風土記』に登場:奈良時代の地誌に「天の神が降り立つ地」として記されている、歴史的にも非常に格の高い霊山です。
- 水戸徳川藩の篤い崇敬:「水戸黄門」こと徳川光圀公もこの地を「国峰」と仰ぎ、精神的な支柱として大切にされてきました。
- 「怖い」ほどの強力なエネルギー:あまりに澄んだ空気と強烈な磁場が、感受性の強い人には本能的な畏怖(怖さ)として感じられることもあります。
- 御神木「三本杉」の圧倒的存在感:樹齢600年以上、幹が3本に分かれた巨木。天狗伝説が残るほどのエネルギーに満ちたスポットです。
- 「登山」としての装備が必須:山頂を目指すならスニーカーは最低条件。サンダルや革靴は避け、しっかりとしたフットウェアで挑みましょう。
- 入山時間は「15時」まで:夕暮れ時は一気に暗くなり危険なため、入山制限があります。余裕を持って午前中からの参拝がおすすめかなと思います。
- 山頂の「磐座(いわくら)」が核心:宇宙飛行士が見た光の発信源とされる巨岩群。数千年前からの祭祀の痕跡を感じる、エネルギーの源泉です。
- バスと駐車場の事前計画を:日立駅からのバスは本数が限られ、駐車場も週末は非常に混雑します。早めの行動が吉ですよ。
- 「赤い石」と感謝の心:山頂付近で見つけられる赤い石やハートの模様は、大地からの贈り物。敬意を持って静かに祈りを捧げたいですね。
※正確な参拝ルールや最新のバス時刻表、登山道の状況については、必ずお岩神社公式サイトにて事前にご確認ください。
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